アウディの「TT S」の「S」は、スポーツ性能を強調するラインを表します。
スタンダードモデルの「TT」に対し、TTSはエンジン性能、足回り、デザインにおいてよりアグレッシブでスポーティな特徴を備えています。
さらにこの「S」は「Sクワトロ」シリーズにも関連しており、アウディが誇るクワトロ全輪駆動システムを搭載していることを示しています。
TTシリーズは、三代目で販売終了となり、このTT Sシリーズは二代目から登場しました。
アウディTT S 8J(二代目)
二代目TTは初代の曲線的なデザインから進化し、よりシャープでモダンなスタイルを採用しました。
アルミニウムとスチールのハイブリッド構造「ASF(アウディ・スペースフレーム)」を採用し、軽量化と剛性の向上を実現。
アウディ TT Sクーペ 2.0TFSI quattro
2008年9月~
型式:ABA-8JCDLF
直列4気筒DOHC16バルブICターボ・4WD・272PS・6AT
アウディ TT Sロードスター2.0TFSI quattro
2008年9月~
型式:ABA-8JCDLF
直列4気筒DOHC16バルブICターボ・4WD・272PS・6AT
マイナーチェンジ
2010年9月~
型式:ABA-8JCDLF
直列4気筒DOHC16バルブICターボ・4WD・272PS・6AT
マイナーチェンジ:水平ラインを強調した新デザインのシングルフレームグリルを採用
ロードスター
2010年9月~
型式:ABA-8JCDLF
直列4気筒DOHC16バルブICターボ・4WD・272PS・6AT
コンペティション
2014年2月~
型式:ABA-8JCDLF
直列4気筒DOHC16バルブICターボ・4WD・272PS・6AT
コンペティション
2014年4月~
型式:ABA-8JCDLF
直列4気筒DOHC16バルブICターボ・4WD・272PS・6AT
コンペティション ロードスター
2014年4月~
型式:ABA-8JCDLF
直列4気筒DOHC16バルブICターボ・4WD・272PS・6AT
サムライブルー リミテッドエディション
2014年5月~
型式:ABA-8JCDLF
直列4気筒DOHC16バルブICターボ・4WD・272PS・6AT
アウディTT S FV/8S(三代目)
アウディ TT S FV/8S(3代目)は、2014年に登場したTTシリーズのハイパフォーマンスモデルで、2代目同様、スポーツクーペとロードスターの両方が用意されています。
アウディの象徴的なデザインと最先端の技術を融合させたこのモデルは、走りの楽しさと洗練されたスタイルを両立した一台です。
また、ターボチャージャーの性能も向上し、馬力も徐々にパワーアップしていきます。
TTSクーペ2.0TFSI quattro
2015年8月~
型式:ABA-FVCJXF
直列4気筒DOHC16バルブICターボ・4WD・286PS・6AT
アーバンスポーツリミテッド
2016年8月~
型式:ABA-FVCJXF
直列4気筒DOHC16バルブICターボ・4WD・286PS・6AT
マイナーチェンジ
2019年6月~
型式:ABA-FVCJXF
直列4気筒DOHC16バルブICターボ・4WD・286PS・6AT
マイナーチェンジ:インテリア・オプション系変更
左ハンドルも販売
コンペティション プラス
2020年11月~
型式:ABA-FVCJXF
直列4気筒DOHC16バルブICターボ・4WD・320PS・7AT
ターボパワーを34PSアップ
この年式より、7AT(7速Sトロニックトランスミッション)となる
ロードスター
2020年11月~
型式:ABA-FVCJXF
直列4気筒DOHC16バルブICターボ・4WD・320PS・7AT
マイナーチェンジ左ハンドル仕様
2021年1月~
型式:ABA-FVDNUF
直列4気筒DOHC16バルブICターボ・4WD・306PS・7AT
コンペティション プラス
2021年1月~
型式:ABA-FVDNFF
直列4気筒DOHC16バルブICターボ・4WD・320PS・7AT
ハンドル位置:左右
メモリアルエディション
2023年4月~
型式:ABA-FVDNFF
直列4気筒DOHC16バルブICターボ・4WD・320PS・7AT
ロードスター ファイナルエディション
2023年3月~(イギリス仕様)
型式:ABA-FVDNFF
直列4気筒DOHC16バルブICターボ・4WD・320PS・7AT
TT Sタイプのスポーツモデル:まとめ
アウディTTSは、Audiのスポーツクーペ「TT」の高性能モデルで、洗練されたデザインと優れた走行性能を兼ね備えています。
2.0L直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最大出力は約320PS、最大トルクは400Nmを発揮。
クワトロ(四輪駆動)システムと7速Sトロニックトランスミッションにより、0-100km/h加速は約4.5秒と俊敏です。
内装はバーチャルコックピットやスポーツシートを採用し、スポーティかつ高級感のある仕上がり。
惜しまれつつも2023年に生産終了となり、25年の歴史に幕を閉じました。
洗練されたデザインと高いパフォーマンスを求めるドライバーにとって、最後のTTSは特別な一台です。
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