パソコンを使う際、なぜローマ字入力が必要なのか、日本語入力ではなぜだめなのか?
この疑問にお答えするために、ローマ字入力の重要性について詳しく探究しましょう。
ローマ字入力は、アルファベットのキーを使用して日本語を入力する方法で、その便益は多岐にわたります。
覚えるキー数が少なく、物理的にも迅速な入力が可能です。
また、英語のスペルも身につき、国際的なコミュニケーションや専門用語入力にも適しています。
一方、日本語入力は「かな入力」方式が主流ですが、多くのキーを覚え、入力速度が低下する傾向があります。
この記事では、ローマ字入力と日本語入力の比較を通じて、パソコンユーザーにとってローマ字入力がなぜ重要なのか、その理由を明らかにします。
ローマ字入力とは何か?
ローマ字入力は、アルファベットのキーを使用して、日本語を入力する方法です。
なぜこれが重要かと言うと、様々な状況で非常に役立つからです。
例えば、国際的な仕事をしている人や、外国の友達とコミュニケーションをとる人にとって、アルファベット入力は非常に便利です。
アルファベットの入力は世界中で広く使われており、日本語入力が苦手な外国人とも円滑にコミュニケーションを取ることができます。
また、専門用語や技術用語を入力する際にも、アルファベット入力は非常に役立ちます。
なぜなら、英語表記の専門用語をそのままタイプできるためです。
日本語入力ではカタカナ変換が必要ですが、ローマ字入力ならその手間が省け、効率的です。
したがって、パソコンを頻繁に使用する人や、国際的な環境で活動する人にとって、ローマ字入力を習得しておくことは非常におすすめなのです。
ローマ字入力は、英字キーで日本語を入力することで、英単語や英文入力時にも便利なため、パソコンユーザーには役立つスキルとなります。
なぜローマ字入力がおすすめ?
ローマ字入力がおすすめされる理由は、以下の通りです。
覚えるキー数が少なく、覚えやすい
通常の日本語入力では、多くのキーを覚えて操作する必要があり、これが煩わしく感じることがあります。
しかし、ローマ字入力はアルファベットのキーだけで日本語を入力できるため、ストレスを軽減できます。
長いことパソコンで資料作りをしているとわかると思いますが、日本語だけでなく0~9の数字やA~Zまでのアルファベットや記号等も入力する場面があります。
のちほど詳細を記載いたしますが、日本語の「かな入力」で覚えると総合的に、合計で約100ものキーを覚えなくてはなりません。
一方、ローマ字入力ですと、覚えるキーは約45のキーなので、1/2以下で済むのです。
実際には日本語を打つ時だけを考えると、ローマ字入力時に「Q」や「V」や「X」等は使わないため、かなり少ないキーで打つことが可能となります。
物理的にも高速で入力できる
通常の日本語入力では、キーを連打する際に時間がかかることがありますが、ローマ字入力ではスムーズなタイピングが可能です。
これは、仕事やプロジェクトにおいて時間を節約する大切な要素です。
ローマ字入力がスムーズなタイピングを可能としている理由として、キーボードのキーの配置が理由としてあるのです。
このキーの配置はブラインドタッチ(キーを見ないで画面だけを見てタイピングする技術)をスムーズに行える配置として、あらかじめ考えられているからです。
当然キーを見ないで画面だけを見て文章が書けるのであれば高速ですよね?
かな入力の場合50音のキーをブラインドタッチなんてできたら超高速で指捌きも見ていてカッコいいかもしれませんが、そもそもキー配置もかな入力用には考えられていないでしょうね!
英語のスペルを覚える機会にもなる
ローマ字入力を使用することで、英単語のスペルを練習する機会が増え、英語スキルの向上に寄与します。
さらに、ローマ字入力は広く使われており、他の人とのコミュニケーションがスムーズに行えます。
以上の理由から、ローマ字入力を習得することで、ストレスの軽減、作業の効率化、英語スキルの向上、円滑なコミュニケーションが実現します。
このメリットは、ちょっとした相乗効果的なものですが、これほど多くのメリットがあるため、ぜひ試してみる価値があります。
ローマ字入力のおすすめポイントは、覚えるキーの数が少ないため、高速な入力が可能なことです。
ブラインドタッチを覚えると最速になりますよ。
日本語入力との比較
日本語入力とローマ字入力を比較してみましょう。これらの方法には重要な違いがあります。
日本語入力(かな入力)
日本語のキーを使用してひらがなやカタカナを入力する方式です。
メリット
文字を打つ時に1つのキーだけで済む
例:「か」「き」「く」「け」「こ」
デメリット
日本語の文章を書くのに向いていますが、多くのキーを覚えなければならず、物理的にも入力が遅いと感じることがあります。
また、英語のキーを覚えるのも難しい側面があります。
今は使うこともほぼない「や」行の一部や「わ」行の一部の文字を除き、濁点と半濁点を加え48文字のキーを覚える必要あり。
英語のキーとしてはA~Zの26のキー
数字のキーとしては0~9の10のキー
その他、記号や特殊文字もありますが、それをざっと加えて約100文字のキーを覚える必要あり
ローマ字入力
アルファベットのキーを使って日本語を入力する方法です。
メリット
覚えるキーの数が少なく、物理的にも速い入力が可能です。
ローマ字入力は広い範囲で役立ち、覚えるのも簡単です。
アルファベットは、A~Zの26のキー
数字は、0~9の10のキー
その他、記号や特殊文字を加えても約45文字のキーを覚えればOKとなります
デメリット
1.多くの文字が、2つのキーを打たないと出力しない
例:「k + a」「k + i」「k + u」「k + e」「k + o」
日本語入力は100のキーを覚えないといけないが、打つ回数は少ない。
ローマ字入力は45のキーを覚えるだけでいいが、打つ回数は多い。
2.ブラインドタッチを習得した人のキーボードを叩く音は、周りにとってはかなりうるさい。
先に書いたように、かな入力よりもキーを打つ回数が多いので高速で入力するときに発生する音は、一度気になってしまうと、ずっと気になってしまうこともあります。
手捌きだけ見てるとカッコいいのですが、音が高速で延々と続くわけなので気になってしまう人もいるわけです。
あのキーの音さえ、消音設計のものがあれば解決するんだろうね!
ここまで、ローマ字を推奨してきたのですが、実は私自身は、かな入力なのです。
昔、会社が導入したシステムをかな入力で覚えてしまい、その時に完全にしみついてしまったのです。
顧客データベースの入力業務に使用していたため、入力値が間違ってはいけないことから、導入したばかりで入力に慣れていないということもあり、キーの入力ミスがないように手元を見ながら画面も見て操作していたため、そういった癖が抜けずに今に至ってます。
また、その頃すでに日本語のキーの位置も、ローマ字のキーの位置も全て覚えていたため、日本語入力のメリットにも挙げているように1つのキーで入力できることからローマ字入力に切り替えることは返って入力遅延になると思ってしまい今となっては取り返しのつかない結果となっています。
ブラインドタッチの人を見ていると羨ましく、今となっては私自身は諦めています。
かつてのWindowsのIMEは、学習能力もあり、ある程度画面を見なくてもきちんとした文章が書けていたので、かな入力の方が覚えてしまえば絶対に有効だと思っていましたが、現在のIMEはいつも使っている漢字を出そうとしても、学習能力が以前とは全然違い、普段使わない漢字に変換される時も多く、画面をきちんと見ていないと誤字だらけになってしまい結果効率が悪くなっております。
なので、一番の理想はローマ字入力でブラインドタッチができれば、画面だけ見ているので誤字となる可能性も低く高速タイピングができるということです。
パソコンでローマ字入力を覚えるのはなぜなのか:まとめ
これまでの内容を振り返りましょう。
コンピューターを使った文字入力において、ローマ字入力は多くの利点があります。
まず、覚えるべきキーの数が少なく、物理的にも迅速な入力が可能で、英語のスペルを覚える練習にもなります。
ブラインドタッチを覚えれば、さらに迅速で正確な入力が可能となります。
日本語入力は、覚えるキーがローマ字入力の倍以上となりますが、覚えてしまえばキーを打つ数が少なく、場合によってはローマ字入力より高速入力が可能かもしれません。
しかし、ブラインドタッチはできないものと思いますので、さらに迅速な入力は不可能であり、画面での出力結果も常に確認する必要があります。
要するに、コンピューター上でのローマ字入力およびブラインドタッチを習得することは、ストレスを減らし、作業の効率を高める手段になります。
ぜひ、この便利な方法を活用して、デジタルタスクをより快適に遂行しましょう。
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