現代のパソコンは、主にWindows OSとMac OSの二つに分類されます。
Windows OSは長い間にわたり、デファクトスタンダード(事実上の標準)とされ、ウイルス攻撃の標的となってきました。
この記事では、Windows PCにおけるウイルス対策や対策ソフトが必要かどうかに焦点を当てて検討していきます。
パソコンにウイルス対策ソフトのインストールは必要か?
結論から言いますと、ウイルス対策自体は必要であるが、ウイルス対策ソフトをインストールする必要はない。
どういうことか、説明していきますね!
WindowsOS自体に優秀なセキュリティ機能が搭載されるようになったことからWindows10以降をご利用であれば!というお話しとなります。
Windows7のバージョンの途中あたり(2009年9月)からMicrosoft Security Essentials(セキュリティ エッセンシャルズ)と呼ばれるセキュリティ機能が加わり、Windows10では、WindowsDefender(ディフェンダー)と、セキュリティ機能を名称とともに一新させ登場しました。
その後更にセキュリティ機能を強化してWindowsセキュリティという総称となりましたが、あくまでもウイルス対策部はDefenderが役割を担っており、他社のウイルス対策ソフトと比較する部分はDefenderの部分となります。
他社のウイルス対策ソフトとの比較ですが、過去に17社の製品比較をした結果があり、ほとんどの製品はほぼ変わらない結果でありました。
また、Windowsは他のウイルス対策ソフトがインストールされると自動的にDefenderの機能が停止する仕組みとなっており、Defenderに戻すには、他社ソフトをアンインストールする必要があります。
このことから、ライセンスが切れたまま使用を続けるとウイルス対策機能が発揮しなくなり、大変危険な状態となることからリスクが大きくなります。
結果として、大きな違いはないのに有料なうえリスクが高いとなれば、わざわざ購入して導入する必要もない。というのが筆者の考えるところとなります。
世の中には、パソコンの仕組みに精通した悪事を働くウイルス作成者が存在していたりします。
それを防衛する手段として存在する1つの対策がウイルスソフトによる対策となっております。
つまり、ウイルス対策は必要な防衛策ということです。
しかし、ウイルス対策ソフトの購入が必要なのか?というと決してそういうわけではありません。
ここでは、そのあたりについてを説明していきたいと思います。
パソコンとウイルス対策ソフトとの関係とは?
パソコンとは、パーソナルコンピューターの略でコンピューターと呼ばれるハードウェアであるのに対して、ウイルス対策ソフトとは、その名の如くソフトウェアでありコンピューター内で動くアプリケ-ションを意味しています。
パソコンで動くOSについてはWindowsやMacのほかLinux等ございますが、それぞれ、いろいろなアプリケーションが導入されて動いており現在では、多くのご家庭でなくてはならない存在となっているのではないでしょうか!
パソコンのウイルス対策ソフトだけでなく、大事な対策とは?
世の中に100%完璧なウイルス対策ソフトは存在するでしょうか?
ウイルスを作る者と防ぐ者は常にイタチごっこであるため100%はありえないのです。
導入するか否かは購入者がどのメーカーの、どのソフトウェアにするかを決めて購入するということになり、その判断ポイントが各社ほぼ変わらないのであれば無償提供されているWindowsDefenderでいいのではないでしょうか。
きちんとウイルス対策がされているわけなので問題ありません。
また、昨今ではWindows9x時代に比べるとウイルス感染自体がかなり減ってきており、その反面フィッシング詐欺等が多くなってきていると感じております。
こちらは、どのようなものが多いのかと言いますと、「ウイルスに感染しました!」と感染してもいないのに画面警告や警報を鳴らし、怪しいウイルス対策ソフトの購入を促したりするようなものです。
これの悪質な部分としましては、ウイルスでないためウイルス対策ソフトが検知しないのです。
また、画面を閉じることもできずに押したくない怪しいボタンしか表示されず、押してしまうと感染したかのような表示画面とともに、けたたましい警告音となり、サポートセンタを装ったいかがわしいところにつながる電話番号が表示されているケースがほとんどです。
ユーザはこれを見やぶらなくてはならず、これを見破れるようになるならばもうウイルス対策ソフトなんていらないではないですか!見破れずに騙されてしまうならばウイルス対策ソフトを導入しても意味ないですよね?
パソコンにウイルス対策ソフトは必要か?:まとめ
MicrosoftのWindows Defenderは優れたセキュリティ機能を無償で提供しており、高額なウイルス対策ソフトを購入する必要はありません。
ただし、現在ではウイルス感染の減少に伴ってフィッシング詐欺が増加している点に注意を払う必要があります。
個人の選択によってウイルス対策ソフトの必要性は異なりますが、Windows Defenderを利用することで、費用を節約し、安全なオペレーティングシステムの利用が可能です。
ウイルス対策は重要ですが、購入する必要性は状況に応じて検討すべきです。
また、別途ウイルス対策ソフトをインストールされている場合で、ライセンス更新をせずに利用し続けるとWindowsDefenderの機能は停止したままとなることから危険なリスクが発生します。
最初からWindowsDefenderを使用していた場合は、ご利用のOSがサポート終了となるまでは、常に自動更新され安全に使用できるというメリットがあります。
以上が私が思う考察であり、まとめとなりますが、現に私自身ウイルス感染もなく安心して利用しております。
いろいろな意見があると思いますので、安全対策に関してはそれぞれの選択で問題はありません。
自己責任の部分とはなりますが、費用負担やリスクの少ないWindowsDefender(Windowsセキュリティ)を有効活用するのが得策であると、みなさんにお伝えしたいと考えます。
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