モンブランと聞くと、どんなイメージが浮かびますか?
甘くてクリーミーな栗のペーストに生クリームが絡んだケーキでしょうか?
それとも、ヨーロッパの高い山の名前でしょうか?
実は、モンブランという食べ物は、その名前の由来や歴史には意外な事実が隠されています。
また、日本で人気のモンブランは、発祥の地とはかなり違った姿になっています。
この記事では、モンブランの食材としての魅力や謎に迫ります。
モンブランという食材の発祥はどこなのか?
モンブランの発祥については、諸説ありますが、一般的にはイタリアかフランスのどちらかとされています。
モンブランという名前は、フランス語で「白い山」を意味し、ヨーロッパで最も高い山の名前でもあります。
この山は、イタリアとフランスの国境にあり、両国から観光客が訪れます。
モンブランのケーキは、この山の雪に覆われた姿を模したものと言われています。
富士山みたいですね!
山梨県なのか静岡県なのか!
ちょっと違うかな?失礼しました!
イタリア説
イタリア説では、モンブランの起源は、イタリアのピエモンテ州にあるとされています。
この地域は、栗の産地として有名で、栗のペーストや栗のキャンディなどの伝統的なお菓子が作られています。
モンブランは、この地域の栗のペーストを使ったケーキとして発明されたという説です。
イタリアでは、モンブランは「モンテビアンコ」と呼ばれています。
フランス説
フランス説では、モンブランの起源は、フランスのパリにあるとされています。
パリには、1903年に創業した有名な洋菓子店「アンジェリーナ」があります。
この店は、モンブランの発明者として名乗っており、現在でもモンブランの名物として人気があります。
アンジェリーナのモンブランは、栗のペーストにメレンゲを加えてふわふわにしたものを、生クリームと一緒に絞り出したものです。
日本のモンブランはどうやって生まれたのか?
日本でモンブランが初めて登場したのは、1923年のことです。
東京の銀座にあった洋菓子店「フランス堂」が、モンブランのケーキを販売しました。
現在は「仏蘭西屋(ふらんすや)」と屋号を変えて、今でも東京・銀座に存在するお店です。
この店は、フランスから帰国した菓子職人が開いた店で、フランスの洋菓子を日本に紹介していました。
モンブランは、当時の日本人にとっては珍しい味で、すぐに人気になりました。
日本独自の進化
日本でモンブランが人気になると、様々な洋菓子店がモンブランを作り始めました。
しかし、日本では栗のペーストが高価で入手しにくかったため、代わりにさつまいもやかぼちゃなどの食材を使ってモンブランを作るようになりました。
また、生クリームの代わりにカスタードクリームやチョコレートクリームなどを使ってモンブランを作るようになりました。
さらに、モンブランの形も、フランスやイタリアのものよりも細くて長く絞り出すようになりました。
これは、日本人の口に合わせて、甘さや食感を調整したためです。
こうして、日本独自のモンブランが生まれました。
とらまんは、麺類でも細麺が好きなので、細くて長い日本のモンブランが自分には合っていると思います。
モンブランは、母親も大好物でした。
日本のモンブランの種類と特徴は?
日本のモンブランには、様々な種類や特徴があります。
ここでは、代表的なものをいくつか紹介します。
栗モンブラン
栗モンブランは、モンブランの原型とも言えるものです。
栗のペーストを使って作られたモンブランで、栗の風味や甘みが楽しめます。
栗モンブランは、秋に旬を迎える栗を使って作るのが一般的です。
栗モンブランには、栗の実や栗の渋皮煮などをトッピングすることもあります。
とらまんは、栗モンブラン一択です。
ケーキで一番好きなのが、モンブランです。
続いては、ショートケーキ。
さつまいもモンブラン
さつまいもモンブランは、日本で最もポピュラーなモンブランの一つです。
さつまいものペーストを使って作られたモンブランで、さつまいもの甘さやほくほく感が楽しめます。
さつまいもモンブランは、秋に旬を迎えるさつまいもを使って作るのが一般的です。
さつまいもモンブランには、さつまいものチップやさつまいものキャンディなどをトッピングすることもあります。
さつまいもズキならば、これもヒットしますね!
かぼちゃモンブラン
かぼちゃモンブランは、日本で人気の高いモンブランの一つです。
かぼちゃのペーストを使って作られたモンブランで、かぼちゃのコクや色合いが楽しめます。
かぼちゃモンブランは、秋に旬を迎えるかぼちゃを使って作るのが一般的です。
かぼちゃモンブランには、かぼちゃの種やかぼちゃのプリンなどをトッピングすることもあります。
ハロウィンが近づくとよく見かけますね!
抹茶モンブラン
抹茶モンブランは、日本の伝統的な飲み物である抹茶を使って作られたモンブランです。
抹茶のペーストを使って作られたモンブランで、抹茶の苦味や香りが楽しめます。
抹茶モンブランは、日本の和菓子との相性が良いとされています。
抹茶モンブランには、小豆や白玉などをトッピングすることもあります。
抹茶味って、当たりはずれがあって、はずれのものは「絵の具の味」と表現しているのですが、実際に絵の具の味は知りません。
おいしくないのです。
モンブランという食材のおいしい食べ方は?
モンブランは、そのまま食べてもおいしいですが、いくつかの工夫や工夫をすると、さらにおいしいです。
ここでは、モンブランのおいしい食べ方のコツをいくつか紹介します。
モンブランの温度に注意する
モンブランは、冷蔵庫で冷やして食べるのが一般的ですが、実は温度によって味や食感が変わります。
冷やしすぎると、栗やさつまいもなどのペーストが固くなってしまい、甘さや風味が感じにくくなります。
逆に、温めすぎると、生クリームやカスタードクリームなどが溶けてしまい、べたついたり水っぽくなったりします。
モンブランのおいしい温度は、15℃から20℃くらいがベストです。
冷蔵庫から出したモンブランは、常温に戻すまでに10分から15分くらいかかります。
温めたい場合は、電子レンジで10秒から15秒くらい加熱すると良いでしょう。
モンブランに限らず、生クリームを使ったケーキは、冷蔵庫に入れるとクリームが固まっておいしさが半減します。
なので、とらまんの場合は、常温に置いておきます。
モンブランの切り方に工夫する
モンブランは、その形状や食材の性質上、切りにくいものです。
ナイフで切ろうとすると、ペーストが崩れたり、生クリームが潰れたりします。
モンブランの切り方に工夫すると、見た目も味も損なわずに食べることができます。
モンブランの切り方のコツは、以下の通りです。
ナイフは、切る前に熱湯で温めて拭きます。
これは、ナイフの刃が温かくなることで、ペーストや生クリームが切れやすくなるためです。
モンブランは、切る方向によっても食感が変わります。縦に切ると、ペーストの層が分かれやすくなります。
横に切ると、ペーストの層が一体になりやすくなります。
好みに合わせて切る方向を選びましょう。
モンブランは、一口サイズに切ると食べやすくなります。
一口サイズに切ると、ペーストや生クリームのバランスが良くなります。
また、口の中で溶ける感覚も楽しめます。
とらまんは、最初に栗ソバだけを食べてから生クリームとスポンジ部分を一緒になるように切り分けて食べてます。
モンブランという食材・発祥について:まとめ
モンブランは、栗やさつまいもなどのペーストに生クリームを絞り出したケーキです。
モンブランの発祥は、イタリアかフランスのどちらかとされています。
日本では、栗のペーストの代わりにさつまいもやかぼちゃなどを使ったモンブランも作るようになりました。
日本のモンブランには、栗モンブランやさつまいもモンブランなどの種類があります。
モンブランのおいしい食べ方は、温度や切り方に注意することです。
モンブランは、その食材の魅力や謎に満ちたケーキです。
ぜひ、色々なモンブランを試してみてください。
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