パソコンベンチマークの見方 ─ 性能を測る極めつけの指標

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今回の記事では、パソコンのベンチマークについて解説します。

あなたのWindowsパソコンをさらに高性能にする方法を知りたくありませんか?

新たなパソコンを購入する時に、後悔のない納得のできるスペックのものが購入したいですよね?

この記事では、わかりやすく解説していくので、ぜひ最後までお付き合いください。

パソコンのベンチマークって何?

パソコンのベンチマークとは、コンピュータの性能を測定し、比較するためのテストです。

CPUやGPU、ストレージなど、各パーツの性能を数値化して評価することで、パソコンの実力を客観的に把握することができます。

特に、ゲームや動画編集など、性能が重要とされる用途においては、ベンチマークが重要な指標となります。

ベンチマークはさまざまなソフトウェアを用いて行われますが、その中でも代表的なものに「Cinebench」や「PCMark」「3DMark」などがあります。

これらのソフトウェアは、シングルコア性能マルチコア性能ストレージ速度などを測定して、スコアとして表示します。

シングルコア性能は、1つのコアでの処理能力を示します。

シングルコア性能が高いパソコンは、個々のタスクを迅速に処理することが得意です。

一方、マルチコア性能は、複数のコアを同時に活用する性能を示します。マルチコア性能が高いパソコンは、複雑なタスクやマルチタスキングに強いです。

PCMarkは、パソコンの一般的な使用シーンでの性能を測定するソフトウェアです。

ウェブサイト閲覧やオフィスワーク、写真編集など、さまざまなタスクに対するパフォーマンスを評価します。

3DMarkはゲームに特化したベンチマークソフトウェアで、3D描画の処理能力を測定します。ゲーム性能を重視する方には特におすすめです。

ベンチマークの結果は、パソコンを購入する際やパーツをアップグレードする際に役立ちます。自分のニーズに合ったベンチマーク結果を基に選択することで、より快適なパソコン環境を実現できるでしょう。

いずれも、無料版と有料版がございますので、よく確認してからダウンロードする必要があります。

Cinebenchについては、CPUのベンチマークに特化して作られたツールで、このあと実際に使ってみますので、ここでは詳細を割愛させていただきます。

ベンチマークを活用することで、理想的なパソコン環境を見つける手助けとなることでしょう。

Cinebenchを使ってパソコンのベンチマークを行う

パソコンの性能を客観的に測定するために、CinebenchというCPUベンチマークソフトウェアが利用されています。

Cinebenchは、Maxonによって開発された無料のツールで、シングルコア性能とマルチコア性能の両方をテストできる優れたツールです。

Cinebenchを使ったベンチマークテストは、パソコンの処理性能を実際のシナリオに基づいて評価します。

シングルコアテストでは、1つのCPUコアがどれだけ高い性能で動作するかを測定します。

一方、マルチコアテストでは、複数のコアをフルに活用してタスクを実行する能力を測定します。

Cinebenchを使用するには、まずダウンロードしてインストールします。

インストールが完了したら、ソフトウェアを起動し、ベンチマークテストを実行します。

「Start」ボタンを押して10分ちょっと待つだけ

テストが完了すると、シングルコアスコアとマルチコアスコアが表示されます。

とらまん
とらまん

テストは同時には行えず、それぞれ10分強の時間がかかるので、両方実施すると20分以上かかるのが悲しいところです😭

上記の図のスタートボタンの左に表示されたものがベンチマークの結果です。

その他、世界中の方々が行った結果がランキング順にならんでいて、自分のパソコンがどのランクかが表示されるので、比較対象があってわかりやすいのが特徴です。

MultiCoreの結果

SingleCoreの結果

これらのスコアは、パソコンの性能を評価する上で重要な指標となります。

※いずれのアプリも対応OSがWindows10までとなっており、Windows11でも動作はしますが、上記の図にも表示されてますように、私のパソコンはWindows11ですが、Windows10と検出してしまうようです!(気にしなければ問題なし!)

とらまん
とらまん

Cinebenchは2023年9月5日に「Cinebench 2024」を無償公開したとの情報を入手しました。

現時点ではMaxonサイトからのダウンロードのみとなっており、今回利用したR23とは互換がないメジャーバージョンアップとのことです。

シングルコアの測定結果

シングルコアの測定結果は、パソコンが単一のタスクをどれだけ高速に処理するかを示します。

シングルコアスコアが高いほど、個々のタスクの実行がスムーズに行われます。

高いシングルコアスコアは、シンプルな作業やゲームプレイなどに適しています。

マルチコアの測定結果

マルチコアの測定結果は、複数のタスクを同時に処理する能力を示します。

マルチコアスコアが高いほど、複雑なタスクやマルチタスキングに優れたパフォーマンスを発揮します。

ビデオ編集や3Dレンダリングなど、複雑な作業に向いています。


とらまん
とらまん

パソコンを最適化してから行うと、更にいい結果になるかもしれませんね!よろしければこちらも実施してみてはいかがでしょうか?

Cinebenchの場合、世界中の方々の試験結果と比較できるので、自分のパソコンの性能がどれくらい優れているかが分かります。

また、ハードウェアをアップグレードした際にも、Cinebenchを使って性能の向上を確認することができます。

注意点として、CinebenchはCPUに焦点を当てているため、GPUやストレージの性能を測定するには他のツールが必要です。(有料版に実装しているものもあります)

また、ベンチマーク結果はあくまで参考値であり、実際の使用状況によって異なる場合があります。

Cinebenchを活用してパソコンの性能を測定し、より快適なコンピュータ環境を構築しましょう。

パソコンのベンチマークスコアの意味を理解する

パソコンの性能を判断する際、ベンチマークスコアは重要な役割を果たします。

これは、特定のテストソフトウェアを用いてパソコンの性能を測定した数値です。

CPU、GPU、メモリ、ストレージ、バッテリーなどの各部分の性能を具体的に評価するのに役立ちます。

通常、ベンチマークソフトウェアは、シングルコア性能とマルチコア性能の両方を測定します。


シングルコア性能は、1つのCPUコアが単一のタスクをどれだけ速く処理できるかを示します。

高いシングルコアスコアは、個々のタスクの迅速な処理とレスポンス向上を意味します。

一方、マルチコア性能は、複数のCPUコアが同時にタスクを処理する際の性能を示し、複雑なタスクやマルチタスキングに適しています。


ベンチマークスコアを比較する場合、同じテストソフトウェアと条件で測定することが重要です。

しかし、ベンチマークスコアは参考値であり、実際の使用状況やソフトウェアによって異なることがあります。

また、これはパーツ単体だけでなく、システム全体の性能も示します。

従って、バランスが取れたコンポーネント構成が重要で、1つの部品を強化しても全体の性能が向上しない場合もあることに留意すべきです。


ベンチマークスコアは、パソコンの選択やアップグレード時に役立ちます。

自身のニーズに適したスコアを持つパソコンを選ぶことで、より快適なコンピュータ体験を実現できます。

これが、パソコンのベンチマークスコアの基本的な理解です。

パソコンのベンチマーク結果を活用する

パソコンのベンチマーク結果は、コンピュータの性能を評価する上で非常に重要な情報源となります。

これらの結果を活用することで、より効率的なパソコンの選定や最適化、アップグレードが可能となります。

以下では、パソコンのベンチマーク結果をどのように活用するかについて考察します。

パソコンの選定

ベンチマーク結果を比較することで、さまざまなパソコンモデルの性能を把握できます。

自分の使用目的に合った高性能のパソコンを選ぶことができるため、快適な作業やプレイ体験を得ることが可能です。

また、予算に合わせた最適な選択をすることで、無駄な出費を防ぐこともできます。

パソコンの最適化

自分が使用しているパソコンのベンチマーク結果を把握することで、どの部分が性能のボトルネックになっているかを特定できます。

例えば、CPUやGPUの性能が低い場合は、特定のアプリケーションやゲームの動作が遅くなる可能性があります。

こうした情報を元に、必要なコンポーネントをアップグレードしたり、設定を調整することで、パソコンのパフォーマンスを向上させることができます。

ソフトウェアの選定

ベンチマーク結果を元に、使用するソフトウェアを選定することも重要です。

特定のタスクやアプリケーションを高速に実行したい場合は、ベンチマーク結果からその要件に合ったソフトウェアを見つけることができます。

また、重いソフトウェアを使用する際には、ベンチマーク結果を参考に必要なハードウェアを確保することで、快適な動作を実現できます。

ハードウェアのトラブルシューティング

パソコンの動作が不安定だったり、予期せぬエラーが発生した場合には、ベンチマーク結果を確認することで原因を特定できることがあります。

例えば、特定のコンポーネントが正常に動作していないことが判明した場合には、交換や修理が必要となるかもしれません。

パソコンの改善計画

ベンチマーク結果を定期的に記録しておくことで、パソコンの性能の変化を把握できます。

時間の経過とともに性能が低下している場合には、定期的なメンテナンスやアップグレードの計画を立てることができます。

ベンチマーク結果は、パソコンの性能に関する重要な情報を提供してくれます。

適切に活用することで、より快適で効率的なコンピュータ環境を構築することができるでしょう。

パソコンベンチマークの見方:まとめ

ベンチマークは、パソコンの性能を評価するための有用なツールです。

Cinebenchなどのソフトウェアを使ってシングルコアとマルチコアのテスト結果を確認し、パソコンの性能を把握しましょう。

これにより、より快適な作業環境やゲーム体験を実現することができます。性能向上や新しいパソコンの選定に役立ててください。

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