パソコンのNumLockを起動時に固定するには?テンキーが使えない時の簡単な解決策

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パソコンのテンキーは、数字や記号を入力するのに便利な機能ですが、起動時にNumLockがオフになっていると、テンキーが使えなくなってしまいます。

これは、パソコンの設定によって変わりますが、毎回NumLockをオンにするのは面倒ですよね。

そこで、この記事では、パソコンのNumLockを起動時に固定する方法を紹介します。

これで、テンキーが使えない時の悩みを解決できます。

パソコンのNumLockを起動時に固定する方法は、大きく分けて2つあります。

一つは、レジストリを編集する方法です。

もう一つは、BIOSの設定を変更する方法です。それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。

パソコンのレジストリを編集する方法

レジストリとは、パソコンの設定や情報を保存するデータベースのことです。

レジストリを編集することで、パソコンの動作や表示を変更することができます。

レジストリを編集する方法は、以下の通りです。

レジストリエディターを開く

レジストリエディターとは、レジストリを編集するためのツールです。

レジストリエディターを開くには、以下の手順を実行します。

1.スタートメニューを開きます。(Win11はタスクバーの検索窓で2項から実施可)
2.検索ボックスに「regedit」と入力します。
3.regedit.exeというファイル名が表示されたら、それをクリックします。
4.ユーザーアカウント制御の画面が表示されたら、「はい」をクリックします。

これで、レジストリエディターが開きます。

レジストリキーを探す

レジストリキーとは、レジストリのデータを分類するためのフォルダのようなものです。

レジストリキーには、さらにサブキーという小さなフォルダがあります。

レジストリキーを探すには、以下の手順を実行します。

レジストリエディターの左側にあるツリー構造から、以下のレジストリキーを探します。

5.HKEY_USERS
6..DEFAULT
7.Control Panel
8.Keyboardというサブキー(フォルダー)をクリックします。

レジストリ値を変更する

レジストリ値とは、レジストリキーの中にあるデータのことです。

レジストリ値には、名前と値があります。

レジストリ値を変更するには、以下の手順を実行します。

「Keyboard」というサブキーの中が見えてますね!

9.InitialKeyboardIndicatorsというレジストリ値をダブルクリックします。
10.値のデータという項目に、2と入力します。(デフォルト値を控えておくといいですよ!)
11.OKをクリックします。

レジストリエディターを閉じる

レジストリエディターを閉じるには、以下の手順を実行します。

12.レジストリエディターの右上にある×ボタンをクリックします。

パソコンを再起動する

パソコンを再起動することで、レジストリの変更が反映されます。

パソコンを再起動するには、以下の手順を実行します。

13.スタートメニューを開きます。
14.電源ボタンをクリックします。
15.再起動をクリックします。

これで、パソコンのNumLockが起動時にオンになります。

テンキーが使えるようになりましたね。

パソコンのBIOSの設定を変更する方法

BIOSとは、パソコンの基本的な動作を制御するプログラムのことです。

BIOSの設定を変更することで、パソコンの動作や表示を変更することができます。

BIOSの設定を変更する方法は、以下の通りです。

BIOS画面を開く

BIOS画面とは、BIOSの設定を行うための画面です。

BIOS画面を開くには、以下の手順を実行します。

1.パソコンを起動します。
2.パソコンのメーカーやモデルによって異なりますが、F1キー、F2キー、F10キー、Deleteキーなどのキーを押します。(タイミングが難しいので、電源投入後1秒間隔に連打するといいでしょう)
3.BIOS画面が表示されます。

とらまん
とらまん

F2キーのパターンが多いので、不明時は、まず「F2」、次いで多いのは「DEL」or「Delete」

Lenovo製は「F1」、HP製PCは「F10」だったりします。

BIOSの設定を変更する

BIOSの設定を変更するには、以下の手順を実行します。

4.BIOS画面の中から、詳細設定、システム設定、セキュリティ設定などの項目を探します。
5.NumLockを常にオンの状態にする、NumLockの状態を保存する、NumLockのデフォルトをオンにするなどの項目を探します。
6.その項目を選択し、Enterキーを押します。
7.オン、有効、チェックなどの項目を選択し、Enterキーを押します。

BIOS画面を閉じる

BIOS画面を閉じるには、以下の手順を実行します。

8.BIOS画面の中から、保存して終了、Exit Saving Changesなどの項目を探します。
9.その項目を選択し、Enterキーを押します。
10.保存して終了しますか?、Exit Saving Changes?などのメッセージが表示されたら、はい、Yesなどの項目を選択し、Enterキーを押します。

パソコンを再起動する

パソコンを再起動することで、BIOSの設定が反映されます。

パソコンを再起動するには、以下の手順を実行します。

11.スタートメニューを開きます。
12.電源ボタンをクリックします。
13.再起動をクリックします。

これで、パソコンのNumLockが起動時にオンになります。テンキーが使えるようになりましたね。

注意点:設定の変更による影響について

設定を変更する際には、いくつかの重要な影響が生じる可能性があります。

まず、NumLockを常時ONにする設定変更は、パソコンの起動や再起動時にテンキーがすぐに使用できるようになりますが、一部の特殊キーの機能にも影響を及ぼすことがあります。

このため、特定のアプリケーションやプログラムを使用する際に注意が必要です。

また、BIOS画面からの設定変更については、慎重な操作が求められます。

間違った設定変更はパソコンの動作に悪影響を与える可能性がありますので、専門的な知識がない場合は慎重に行うか、専門家に相談することをお勧めします。

設定変更による影響を避けるためにも、重要なデータやファイルのバックアップを定期的に行うことが重要です。

以上の点に留意しながら、NumLockの設定変更に取り組むことをお勧めします。

とらまん
とらまん

システム設定をいじるため、万が一変更してはいけない部分を変更してしまったり、削除してしまったりしても責任を取ることはできないので、自己責任という免責事項が必須となりますので、書かせてもらいました。

レジストリの「InitialKeyboardIndicators」の値を変更する時は、何かあった時にすぐに戻せるよう、すでに入ってる値を控えておくといいでしょう。

パソコンのNumLockを固定する方法:まとめ

パソコンのNumLockを起動時に固定する方法について、レジストリを編集する方法とBIOSの設定を変更する方法を紹介しました。

どちらの方法も、パソコンの動作や表示に影響を与える可能性がありますので、注意して行ってください。

また、パソコンのメーカーやモデルによって、操作方法や項目名が異なる場合がありますので、不明時はメーカーサイトの情報を確認してください。

パソコンのNumLockを起動時に固定することで、テンキーが使えない時の悩みを解決できます。

ぜひ、試してみてください。

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